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覇信長記(6) (ワニの本)
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書下ろし長編仮想戦記
グレゴリオ暦一五九八年四月、織田海軍は琉球政府のたっての願いで、台湾を不法に占拠していた倭寇の討伐に赴いた。以来、台湾の海は事実上、織田大日本の支配下にある。凱旋帰国した織田左京大夫幸村は、義父たる信長に謁見した。「台湾は五郎左にまかせておけばよい。次はいよいよ大明ぞ」覇王の口から語られる大望。諸将が集う那古屋宮殿、龍虎の間は粛然とした。「織田大日本の力を天下にあまねく知らしめ、明と手を結ぶのじゃ。決して明にへつらうような態度はとってはならぬ。我らと明は等しき存在ぞ」軍議が行なわれてから、わずか一〇日あまり。幸村の姿は柴田勝家、蒲生氏郷ら寄騎大名とともに、明に向かう船上にあった。黄砂の大陸で始まる“今孔明”の不敗伝説。その幕開けはもう間近である。
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