|
|
覇信長記哀将伝 (ワニの本)
|
《1589/天正17》叛徒悲歌
「上杉公御謀反」-安土城内を駆けめぐる流言。織田信長は事の真相を正すべく、左京大夫幸村を越後へ遣わす。天下統一戦を経て忠実な右腕となった蒲生氏郷を従え、幸村は北を目指した。越後への道中、二人に襲いかかる謎の刺客。真田忍びの手によって、からくも仕留められた刺客が、隠し持っていたこより。氏郷がそれを開くと、月光を浴びて浮かび上がる、いろは文字。幸村は表情をこわばらせた。旅立つ前、小早川隆景が告げていた。「西国でも不穏な気配あり」と。上杉の背後でうごめくのは、伊達か、毛利か、あるいは…。天下統一から六年、乱世の余燼はまだくすぶっていた。信長による天下平定後を描く、もう一つの『覇信長記』伝説。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・な行 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・やらわ行 新書 > 小説・エッセイ
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|