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夜鷹屋人情剣 (ベスト時代文庫)
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用心棒御免帖
馬庭念流の剣客として名を馳せ、高崎藩の剣術指南役もつとめた鳴海九重郎は、諸国流浪の旅をかさね、三年ぶりに江戸に帰ってきた。街には浪人者があふれ、糊口をしのぐあてもなかった九重郎だったが、運良く本所吉田町の夜鷹屋の用心棒におさまることができた。そんな折、大川東詰めの掘割に夜鷹の斬殺死体が浮かんだ。遺体は腐乱がひどく身許の判別はつかなかった。だが、遺品の三味線は九重郎がかつて情を交わした絹枝のものであった…。注目の気鋭が贈る書下ろし時代小説。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・さ行 文庫 > 小説・エッセイ
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