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マルテンス教授の旅立ち
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バルトの小国エストニアは、独ソ戦では民族が敵味方に分かれて戦かわねばならなかった。スターリン時代には国民の半数がシベリアに抑留された。それでもなお心の内に自国の独立を信じ、民族のプライドを持ちつづける人々の信念はいったいどこから生まれてくるのであろうか。主人公マルテンスはエストニア出身の国際法学者で、国際舞台で活躍した辣腕外交官であった。ポーツマスの日露交渉ではロシア側全権団の頭脳として外交的勝利をおさめた立役者であった。人生の終わりに脳裏をよぎる思いはなにか。民族の誇りとはなにか。外交とはなにか。
小説・エッセイ > 外国の小説
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