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戦時上海グレーゾーン (アジア遊学 205)
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四〇を超える国の人びとが居住していた国際都市・上海は、一九三七年八月の侵攻によって、日本の占領下におかれた。それから終戦まで、日本人は、中国人は、世界各国から上海にたどり着いた人びとは、どのような政治的・文化的な空間に置かれたのか。戦時期の上海を、人びとが出会い、衝突と交流を繰り広げる「場」として捉え直し、敵/味方、支配/被支配、抵抗/協力といった二項対立によって色分けをすることのできない、複雑な関係のあり様=グレーゾーンを考察する。
人文・思想・社会 > 歴史 > 世界史
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