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両インド史(東インド篇 上巻)
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『両インド史』は、初版から「モンテスキュー以来の記念碑的労作」(グリム)と評価してもかまわないほどの規模を持っていた。それは、これまで、まったく本格的な研究対象とはならなかった地域をとりあげ、その地理的・歴史的・文化的風土を論じ、貿易をキーワードに過去と現在の経済的・政治的歴史を調査し、描き出していた。本書は、初めての世界史的記述と言える『法の精神』と比べても、また、同じく世界史を扱って、少し遅れて出版されたヴォルテールの『習俗論』と比べても、質・量ともに、これらをはるかに超える壮大さを持っていた。内容の実証性と資料の厳密さおよびその広がりにおいては、類書を寄せつけぬ水準に達していた。詳細な訳注に加え解説・索引を付す。
人文・思想・社会 > 歴史 > 世界史
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