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第九
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世界的讃歌となった交響曲の物語
シラーの詩『歓喜に寄す』があらわされてから四半世紀以上もの歳月をかけ、すでに聴覚障害をきたしていたベートーヴェンが曲をつけて誕生したのが「第九交響曲」であった。1824年のウィーンでの初演から今日にいたるまで、いかにして「第九」は世界中の人びとに愛され受け容れられるようになったのか。本書は、多くの同時代史料と文学テクストを駆使して、「第九」の作詞者としては過小に評価されてきた詩人シラーとベートーヴェンの人物像にはじまり、世界的な大成功をおさめることになった交響曲の物語を、近代ヨーロッパの社会と文化の流れにそいつつ躍動感あふれる筆致で描き出す。
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