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生命というリスク 川越 修(著) 法政大学出版局 - @Books

生命というリスク

著者川越 修 / 友部 謙一
出版社法政大学出版局
発売日2008年05月01日頃
サイズ単行本
価格3,740 円

20世紀社会の再生産戦略

本書でいう“生命リスク”とは、新生児・乳幼児期、妊娠・出産、病気、加齢などを契機に顕在化する、生活・生存を不安定化させる身体をめぐる問題群とそれに対する社会の対応策を捉えるための仮説的な概念である。現代日本における少子化・高齢化問題は、この生命リスクを回避するための20世紀社会の戦略の行き詰まりを示す問題として捉えなおすことができる。本書は、19世紀末以降、今日にいたるまでの生命リスクをめぐる諸問題を、ドイツを参照軸にとりながら、妊娠・出産、乳幼児死亡といった生命の最生産とそこに派生する衛生政策、人口政策、家族政策などのさまざまなポリティクスに的を絞って比較史的に考察する。

美容・暮らし・健康・料理 > 健康 > 家庭の医学

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