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秋 (百年文庫 4)
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子どもが風邪を引くだけで「死にはしないか」と気を揉む父親。神経質な主人と家人のやりとりが温かい志賀直哉の『流行感冒』。世評名高い「猫」の芸を伝授してもらおうと師匠に尽くす万之助。だが、飲み代ばかり払わされ、いつになっても芸の話にはならず…。師弟の心が響きあう正岡容の『置土産』。娘の結婚相手を探す未亡人の身を案じ、要らぬお世話をやく男たち…小津映画にもなった里見の『秋日和』。市井の人々の優しさが秋空のように美しい三篇。
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