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風 (百年文庫　87)

著者	徳冨　蘆花 / 宮本　常一 / 若山　牧水
出版社	ポプラ社
発売日	2011年08月
サイズ	全集・双書
価格	825 円

春は霞、夏は風吹き寄せて空を裂く夕立。四季刻々と移り変わる筑波の山へ語りかけるように、娘・お光は清らかな歌声を響かせる。老夫婦の愛と、しかし癒されることのない孤独の影が胸を打つ徳冨蘆花『漁師の娘』。盲目の元馬喰には、忘れられないある女性との思い出があった。「記憶の文化」を求め、全国各地を訪ね歩いた宮本常一の『土佐源氏』。土地の風に吹かれ、深まる秋に心躍る上州・利根川行。旅を愛し、酒を愛した歌人・若山牧水の紀行文『みなかみ紀行』。失われゆく日本がまざまざと蘇る三篇。

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