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運命の町 (扶桑社ミステリー)
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まだ寒さが残る春先、母を亡くした十五歳のキャシーは、カリフォルニアから大陸の反対側にあるさびれた港町フォールス・ハーバーに住む父親の元に移ってきた。初めて訪れたこの土地で、彼女はこれまで夢の中で見たことがある黒衣の女ミランダに出会う。しかし現実には彼女は海辺の沼地に住み、人々からは魔女よばわりされている変わり者の女だった。新しく転入した地元の高校でも問題を起こすキャシーをめぐって、怪しげな噂が広がっていく。相前後してミランダが謎の死をとげ、凶事が続発する。キャシーの正体はミランダを受け継ぐ魔女なのかー。怨念と因習に彩られた荒涼たる土地を舞台に、思春期の不安な心理を妖しく描いたジョン・ソールの会心作。
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