|
|
スロート(上)
|
私の名はティム・アンダーヒル、職業は作家だ。ピーター・ストラウブという男と共作で『ココ』と『ミステリー』という二つの長編を書き上げ、いまは次回作の構想を練っている。そんなある日、私は故郷ミルヘヴンで恐ろしい事件が起きたことを知った。幼なじみで、ヴェトナムでも戦友だったジョン・ランサムの妻エイプリルが何者かに襲われ、瀕死の重傷を負ったのだ。しかもその手口は、四十年前に私の姉エイプリルを殺した連続殺人者「ブルー・ローズ」と瓜二つだった。ブルー・ローズは生きているのか。それとも、別の猟奇殺人者が、ブルー・ローズ事件を再現しようとしているだけなのか。私は、『ミステリー』のモデルにした友人の探偵トム・パスモアとともに調査に乗り出す。だが、その私たちを待っていたのは、さらに驚くべき事実だった。-『ココ』の登場人物ティム・アンダーヒルと、『ミステリー』の主人公トム・パスモアが、四十年の歳月を経て甦った連続殺人者「ブルー・ローズ」を追う。巨匠ピーター・ストラウブが満を持して放つ、現実と虚構が幾重にも交錯する超サイコ・スリラー。
小説・エッセイ > 外国の小説
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|