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世界の終わりの物語
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生体実験の遺体を埋めた墓地に、異常繁殖する巨大キノコ。大海原に展開する、クジラ対人間の死闘。放射性廃棄物の処理に窮した政府が打った秘策と、その恐怖の顛末。国連の援助委員会の入国にむけて、騒動がエスカレートするアフリカの独裁国家。高級高層マンションの巨大ゴキブリに挑む、人間たちの無力な戦い。福祉政策と介護施設によって生きつづける、200歳の老婆。保身に走るアメリカ大統領とその一派が引き起こす、地球終末の序曲…狂った自然と人間のさまざまな崩壊を、晩年のハイスミスが自由闊達にに綴った最後の短編集。おそろしく、おかしく、おぞましく、そしてとびきりおもしろい、世界の終わりの物語。
小説・エッセイ > 外国の小説
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