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エンジン・サマー (扶桑社ミステリー)
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はるかな未来。機械文明は崩壊し、さまざまな遺物のなかで、独自の文化が発達した世界。少年“しゃべる灯心草”は、みずからの旅の顛末を語りはじめる。聖人になろうとさまよった日々、“一日一度”と呼ばれた少女との触れあい、“ドクター・ブーツのリスト”との暮らし、そして巨大な猫との出会いーそこからじょじょに浮かびあがってくる、あざやかな世界。彼の物語は、クリスタルの切子面に記録されていく…いまも比類ない美しさを放つ、ジョン・クロウリーの幻想文学の名作、ついに復刊。
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