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氷原のハデス(上) (扶桑社ミステリー)
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特殊部隊出身の元狙撃手であるアナ・アウネは負傷を原因に軍を辞したのち、父の友人で科学者のダニエル・ザカリアッセンと北極遠征に参加している。ある夜、ふと窓の外を見たアナは、空に打ちあげられた照明弾を目撃する。方角から、中国の極地研究基地“アイス・ドラゴン”が発した救難信号だと判断したアナとザカリアッセンは暴風のなかホバークラフトで向かうが、基地には人の気配はなく、キャビンに足を踏み入れた二人を迎えたのは、何者かに殺されたと思しき十数体の凍結死体だった…
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