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恋を夢見た日から (ハーレクイン・ロマンス)
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若き獅子たち3
その日、仕事を終えたグラント・キャメロンはキンロス家の屋敷を訪れた。魅力あふれるフランセスカに、ほんの少しでも会いたい。当主の伯母フィオナとイギリス貴族の間に生まれたフランセスカー彼女がキンロス家に滞在中なのだ。グラントは彼女を深く思いつつも、その気持ちを抑えざるをなかった。このオーストラリア奥地の荒々しい自然に、華奢で美しい“イギリスのばら”は耐えられない。伯爵令嬢たる彼女との恋は、しょせんかなわぬ夢だ。「この子には、同じ貴族の家柄の、決まった相手がいるのよ」母親のフィオナの言葉に、彼はその思いをいっそう強くした。だが、芯に強さを秘めたフランセスカはグラントにはっきり告げた。わたしはあなたが好き。伯爵家の跡を継ぐ気はない、と。
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