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嘘つきなダイヤモンド (ハーレクイン・ディザイア)
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突然、ニューヨークまで訪ねてきたジェイソンを前に、ローレンは思わず、ふくらみかけた腹部に手をやった。仕事仲間だったジェイソンとベッドをともにしたのは、四カ月前。既に彼は、転職してサンフランシスコへ行くことが決まっていたため、そのあとはお互い、別々の道を歩むはずだった。だから、妊娠が発覚してもジェイソンには連絡せずにいたのだが、どうやら友人の一人が彼に知らせてしまったらしい。「ぼくと婚約して、サンフランシスコに来てくれないか?」子供のためだけに結婚するなんてーローレンが断ると、ジェイソンはある提案を持ちかけてきた。
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