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妻になる資格 (ハーレクイン・セレクト)
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マルコは、恋人との将来を考えあぐねていた。美しいが出生のあやしいアントーニアは、愛人としては理想の女でも、妻としてはふさわしくない。彼女は、画家ステファンの出世作“鏡の女”のヌード・モデルでもある。ミラノの名門一族とされるマルコの両親は、人前で裸をさらす女性との結婚を決して許さないだろう。「見ておいてほしいものがあるんです」あるパーティーで、偶然でくわしたステファンに、マルコは一枚の絵を見せられる。“鏡の女”とそっくりの絵ーだが、モデルは間違いなく別人だ。アントーニアに瓜二つの女がいるというのか?そこには、マルコが知るはずもなかった真実が秘められていた。
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