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異国の薔薇 (ハーレクイン・セレクト)
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ヒーラは砂漠の王国の豪商の娘。厳格な父親の支配のもと、自由を奪われて生きてきた。父親にとっては美しい娘も商売の道具の一つにすぎない。ヒーラは結婚相手までも父親によって決められ、交際の期間もないまま、結婚式の日を迎えることになった。愛をささやかれることも、夢をを語り合うこともなく、バルコニーから月明かりの庭にいる彼を見たことがあっただけ。花婿はアメリカ人ビジネスマン、マーク・ボルドー。その鋭い目の光に、ヒーラはなぜか熱いおののきを覚えていた。夫の目的は、私の体だけかもしれないのに…。
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