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ライラは風 (Mira文庫)
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嵐が来そうだ。なにかが起きる予感がする。カルフーン家の次女ライラは“塔の館”の窓から海を眺めていた。強まる風雨に胸が騒ぐ。彼女はなにかに導かれるように車を走らせて岬に向かうと、断崖の上に立った。そのとき稲妻が走り、暗い海に浮かぶ黒い塊を照らしだした。人間だ!ライラは救助に駆けつけ、迷わず海に飛びこんだ。やっと岸にたどり着いたとき、ライラは助けた男性と思わず安堵のキスを交わしてしまう。5部作“塔の館の女たち”第3弾。
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