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シンディとプリンス (ハーレクイン文庫)
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オフィス清掃員のシンディには密かに夢想していることがあった。プリンスという名の会ったこともない重役の男性を王子に見立て、シンデレラ姫のように彼から情熱的なキスをされるという夢。どうせ叶わないと自嘲する半面、切なさも覚えていたある日、彼の会社でクリスマス・パーティが開かれることを知り、シンディは盛装して会場にもぐり込むという一大決心をする。時計の針が12時をさすまでに、あの夢を叶えられたら…。だが、いよいよ憧れの“王子”と対面した彼女の目に映ったのは、おとぎ話と違い、一筋縄ではいきそうにない不機嫌な男性だった。
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