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ポパイの影に
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漱石/フォ-クナ-/文化史
犯罪、女性の進出、宗教という三つの方向から19世紀イギリスの文化のありようとその歪みを照射する試み(「殺人狂時代」「女、脚をあらわす」「ヴィクトリア時代の歌姫」)をはじめ、引越しの社会史的意味を考察した「漱石、夜逃げ」、19世紀イギリスにおける英文学の成立と漱石との関連を扱った「漱石の読まなかった本」、さらにフォークナー文学に潜在する優生学の問題を明らかにした「ポパイとは何者か」など、8篇の刺戟的な論考を収める。本書は、この20年間に激変してしまった文学の研究方法の最前線に位置しつつ、不安定な諸力のシステムとしての作品を深く読み込んだ最新の現場報告であり、最上の成果である。
人文・思想・社会 > 文学 > その他
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