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青の奇蹟
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文学研究、詩作、映画批評、表象文化論、そして小説へー。この20年におよぶ著者の多彩なエクリチュールの営みのさなかに紡がれたエッセイを、ここに集成する。宮沢賢治の青に酔い、ボードレールの苦悩に癒やされ、『ほのぼの』の口唇的ナルシズムを看破し、チェスのポジションに近代の憂鬱を読み、テレビの三人横並び画面に「候補者の構図」を見出し、デ・パルマを斬り捨て、三島由紀夫を憐れむ。読むこと=書くことの悦楽を、知性と官能のはざまで誰よりも旺盛に生きること。その萌芽状態にある思考のなまなましい息づかいを伝える、批評的エッセイ63編。
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