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ハッピークラシー
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「幸せ」願望に支配される日常
「ハッピクラシー」は「幸せHappy」による「支配ーcracy」を意味する造語。誰もが「幸せ」をめざすべき、「幸せ」なことが大事ー社会に溢れるこうしたメッセージは、人びとを際限のない自己啓発、自分らしさ探し、自己管理に向かわせ、問題の解決をつねに自己の内面に求めさせる。それは社会構造的な問題から目を逸らさせる装置としても働き、怒りなどの感情はネガティブ=悪と退けられ、ポジティブであることが善とされる。新自由主義経済と自己責任社会に好都合なこの「幸せ」の興隆は、いかにして作られてきたのか。フランス発ベストセラー待望の翻訳。
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