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小堀鞆音 (ミネルヴァ日本評伝選)
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歴史画は故実に拠るべし
小堀鞆音(一八六四〜一九三一)歴史画家・復古大和絵。尊皇尚古の精神的環境で幼時から父について画業を修め、川崎千虎に師事して歴史画の神髄が故実の正確な考証にあることを体得する。岡倉天心の理想に共鳴して日本美術院の創立に参加するが、後にこれを離れ、安田靫彦、川崎小虎等の門人の育成に専念する。精神史としての美術史なる視点から、嫡孫の比較文化史家がその画業の意味に迫る。
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