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藤原伊周・隆家 (ミネルヴァ日本評伝選)
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禍福は糾へる纏のごとし
藤原伊周(九七四〜一〇一〇)・隆家(九七九〜一〇四四)平安期の公卿。父道隆に引き立てられるも、その死後に叔父道長と対立し、花山上皇と闘乱した等の罪で大宰権帥に左遷された伊周。兄に連座して左遷されるも後に復帰し、大宰権帥として「刀伊の入寇」を撃退した隆家。栄華を誇る道長の陰で生きた中関白家の栄光と没落、そしてその後を描く。
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