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中国古典小説選(11)
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清代最盛期の乾隆年間、英明の誉れ高い帝にふさわしい一大事業『四庫全書』が完成した。その中心人物の紀〓(いん)が、幽霊・妖怪について得々と語る。かたや乾隆三大詩人の一人にしてグルメの祖、女弟子を集めてお堅い学者の顰蹙を買ったフェミニズムの祖、袁枚が、楽しげに怪異を語る。ジャンルは異なるも、時代を代表する二人が、同じ頃、同じ志怪小説に手を染めた。それは一体なぜなのか?妖異たちを通して、時代と人間の現実が鮮やかに浮かび上がる。
小説・エッセイ > 外国の小説
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