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徳川綱吉 (日本史リブレット)
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犬を愛護した江戸幕府五代将軍
「犬を愛護した五代将軍徳川綱吉」の政治は、「生類憐み」として知られる。のちの世からは犬を重んじ人命を軽視した異常な政策のようにみえるが、その根幹には徳川王権を神聖化するために、血の穢れや死穢を極端に忌避しようとした意図があったのではないか。百花繚乱の江戸文化がきらめく元禄時代に対して、天下人たる五代将軍はどのように向きあおうとしたのか。本書では、綱吉自身の目線から、その時代像を掘りさげていく。
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