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文明を問う (読売ぶっくれっと)
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同時テロと21世紀
二十一世紀最初の年二〇〇一年は、九月十一日に発生した同時テロという未曽有の大事件で、世界が暗雲に包まれた。それは、「戦争の世紀」という不名誉な冠詞のつく二十世紀を悔悟し、希望を見いだそうとする文明社会への、野蛮な挑戦でもあった。当然ながら、テロリズムは根絶しなくてはならない。しかし、現代文明が抱える課題にも、今一度、目を向ける必要も忘れてはならない。読売新聞はこうした視点から、二〇〇二年の年頭一面企画『文明を問う』を連載した。世界と日本の各分野の識者インタビューを通じ、宗教対立、グローバリズム、市場経済、差別と貧困、科学技術の未来と人類、地球環境など、山積する二十一世紀の課題への処方箋を探った。また本書の発行にあたって、読売新聞に掲載した関連特集記事も収録している。
人文・思想・社会 > 政治
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