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〈私〉をめぐる対決 (現代哲学ラボ・シリーズ 第2巻)
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独在性を哲学する
現代の哲学界にあって、全く独自のアプローチを積み上げてきた永井均。永井哲学の最重要キーワードでもある「“私”」について、永井自身と森岡正博が哲学する。“私”、すなわち、「いまここに現にひとりだけ特殊な形で存在している、私の特別なあり方」は決して普遍化できないはずだが、ひとたびそれを語ってしまうと、他者にも適用できる単なる「私」の話となり、本当に言いたかった特別さは消えてしまう。どうすれば私たちは私だけがもつその特別さに近づくことができるだろうか?-独在性の解釈をめぐって、永井と森岡は徐々にすれ違いを見せていく。2人の議論の「噛み合わなさ」から浮かび上がってくる“私”の真相とは?この世の最大の謎、“私”をめぐって繰り広げられるオリジナルでスリリングな知的冒険。
人文・思想・社会 > 哲学・思想 > その他
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