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4聖なるワニの棺 (神々と戦士たち)
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テラモンは、エジプトのなにもかもにうんざりだった。遠征隊長として、おばアレクトと異郷の地に来て数か月。いまだ、一族の短剣は見つからない。これもみんなヒュラスのせいだ。ヒュラスとピラが短剣を奪い、ピラの奴隷がそれを持って逃げたりしなければ…「こんな景色、初めて見たな。まるっきり、なにもない」ヒュラスはどこまでもつづく赤い砂の大地に目を奪われた。ぎらつく日ざしのもと、ピラと道なき道を進むが、死者たちが眠るという砂漠に水場はなく、見たこともない奇妙な草木や、恐ろしい砂漠の生き物たち相手に、狩りも採集もいつものようにはいかない…。それでもコロノス一族より早く青銅の短剣を探さなければ。ふたりは短剣を託したユセレフの足取りを追って“大いなる川”をめざすが、そんなときヒュラスに異変が…
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