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幕藩制的秩序と御家騒動 (歴史科学叢書)
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著者 | 福田千鶴
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出版社 | 校倉書房
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発売日 | 1999年11月
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サイズ | 単行本
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価格 | 11,000 円
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近世前期に生じた御家騒動の特徴の一つには、幕府権力の強い介入があるとされる。しかし、子細にその経過をみると、幕府が騒動に積極的に介入したというよりは、むしろ大名・家中の側から幕府に訴訟し、自ら幕府の介入を招いているような節がある。また、御家騒動が幕府に露見すれば改易になるといった固定観念が、一般的な歴史書の叙述のなかで繰り返されている。しかし、御家騒動が幕府に露見して改易にならなかった事例は多いし、御家騒動が即、改易につながるのであれば、なぜ大名・家中の側から幕府に訴訟をするのだろうか。つまるところの本書の問題関心は、右のような疑問から生じている。
人文・思想・社会 > 歴史 > 日本史
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