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出来事の残響

著者	村上陽子
出版社	インパクト出版会
発売日	2015年07月
サイズ	単行本
価格	2,640 円

原爆文学と沖縄文学

破壊的な出来事の底には、証言の主体となることができない多くの存在が沈んでいる。その存在が発する呻きや泣き声、叫び、骨がこすれ合って生じるかすかな音ーそれらの響きはいまにも消えていこうとしながら、それでもなお空気を震わせている。留め置かれる響きの中で、語ることのできない存在はいまなお生き延びているのではないか。本書では、その響きを出来事の残響と捉えた。

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