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菊月の香 (ハルキ文庫)
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蕎麦売り平次郎人情帖
芝神明宮で行われる富くじ見物に出かけた菊薗平次郎は、同じ長屋に住まうお舟の姿を見かける。お舟は、仲間と買った割札のくじで見事三番富を当て、六両の大金を得ることになったのだ。それからというもの、お舟の金を目当てに多くの人がご機嫌取りに現れるようになる。そんな中、須磨吉という甥が久方ぶりにお舟の元を訪ねてきた。須磨吉は金を奪うために、お舟の死んだ一人息子に繋がる過去をゆすぶってきたのだ。それを見かねた平次郎は、お舟に力を貸そうとするが…(「おん富一番」より)。-江戸市井の人々の苦悩や悲しみを救う為、平次郎が陰日なたに活躍する全三篇。好評新シリーズ第二弾。
文庫 > 小説・エッセイ 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・た行
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