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髪結の亭主(一) (ハルキ文庫)
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浅草雷門の前にある髪結「つばめ床」は、女将おちかの人柄が評判で連日賑わっている。亭主の千之介は、目付の職と千石取りの家督を弟に譲り、書物と自由と謎を愛する変わり者。千之介の弟・百太郎は新米目付で、自らの手に余る事件をつばめ床に持ち込んでくる。そんなある日、百太郎の前に、江戸を騒がす大泥棒・ねずみ小僧が現れてー。ねずみ小僧の冤罪、消えた密書、武家の女が秘めた悲願…賑やかな下町の風景のなかに香りたつ、人の心の機微と謎。新米目付と盗っ人、髪結の亭主の三人が、事件を追って奔走する。傑作捕物帳の開幕。
文庫 > 小説・エッセイ 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・やらわ行
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