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市太郎ずし (ハルキ文庫)
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浅草料理捕物帖2の巻
浅草の一膳飯屋『樽屋』の板前である孝助は、実家の名点『なみ川』が取り潰された真相を探るべく、悪評高い蝮の文蔵の下っ引きとして働く日々を送っていた。米酢を使った「握りずし」が、『華屋』で考案されてからまもなく、市太郎のすし屋台で、コハダずしを食べた旗本らが何人も亡くなった。文蔵はトリカブトが使われたと推理するが、やがて奉行所に入牢している錠前破りの名人・虎一を出せとの投文が届く。浅草一円の食い物屋を脅す賊の狙いとは。孝助は浪人・越野十郎太と、毒の遣い手を追うが、武士とコハダには奇妙な因縁があったー。江戸の美食と、それに潜む謎を推理する捕物帖。大好評第二弾の登場!!
文庫 > 小説・エッセイ 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・か行
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