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親子の絆を確かめて 親子十手捕物帳(4) (時代小説文庫)
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夏の終わり。辰五郎は、酒問屋の滝三郎と飲み交わしていた。滝三郎は若い頃、「観音組」という徒党を組み、辰五郎に世話になっていた。昔を懐かしみながら、彼は相談を持ちかける。彼の母を殺して島流しの刑にあった石助が、赦されて江戸に戻り、行脚僧に身をやつして、滝三郎の周辺に出没しているといい、その動向を探ってくれと頼んできた。一方、岡っ引きとしての自信もついてきた息子の辰吉は、通油町を頼りなげに彷徨している娘を見つける。娘は自分の名前も思い出せない記憶喪失となっていた。身寄りのない彼女を助けようと辰吉は奔走するが…。試される親子の絆と愛。人気シリーズの第四弾!
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