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銀二貫 (時代小説文庫)
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大坂天満の寒天問屋「井川屋」店主の和助は、天満宮再建のために寄進するはずだった銀二貫で仇討ちを買い、ひとりの少年の命を救う。以後、少年は「松吉」と名を改め、士分を捨てて井川屋の丁稚として生きることになる。商家の厳しい仕込みに耐える中で、良きひとびととの出会いがあり、松吉は寒天への愛着を深めていく。恋を恋と知らぬまま、ひとりの女性を想い続けて、彼女との或る約束を果たすべく、精進を重ねる松吉だが…。難儀に耐え、慎ましく生きる市井のひとびとの間を、銀二貫が巡り巡って幸福へと導いていく。〓田郁の紡ぎだす至福の物語、ここに登場!
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