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記憶を紡ぐアメリカ
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分裂の危機を超えて
人口構成の急激な変化に直面し、貧富の差の拡大や文化戦争など、国内には二極化の危機を抱える一方で、対外的には冷戦体制の崩壊から9.11を契機とするテロとの戦いへという転換点を迎え、ナショナル・アイデンティティの再考を迫られる超大国アメリカ。本書では、「マイノリティ」の過去をめぐる法廷闘争や歴史保存、戦争映画や大衆演劇といった「表象芸術」にみる記憶表現、さらにはワシントンD.C.やニューヨークなどの「コミュニティ」における共通記憶の実態から民主主義の強度を分析。記憶の創出をめぐる多様な分析から、みずからの過去と真摯に向き合い、集団的記憶の再構築に挑む、超大国アメリカの課題を浮き彫りにし、その行方を問う。
人文・思想・社会 > 歴史 > 世界史
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