|
|
ドリトル先生航海記 (講談社英語文庫)
|
ある春の日のこと。靴屋の息子スタビンズは、散歩の途中に、足にけがをした一匹のリスを見つけました。「こりゃ、足が折れているよ。治せるのはドリトル先生しかいないな」と貝掘りのジョー。そこで彼は肉屋のマシューにたずねました。「おじさん、ドリトル先生って知ってる?」「そりゃ知ってるさ。でも大航海に出かけて、いつお帰りになるかわからないんだ。先生はえらいお方さ。なにしろ動物語をお話しになるんだから」4月も終わりごろ、大夕立ちの中を走る途中、スタビンズはあやまってだれかを突き飛ばしてしまいました。あわてて謝ると、その小柄な人は怒るどころか、いきなり笑い出したのです。「いやぁ、これで思い出したよ。わしがインドに行ったときのことだがね…」その人こそ、ドリトル先生なのでした。
小説・エッセイ > 外国の小説 文庫 > 小説・エッセイ 文庫 > 人文・思想・社会
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|