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若さま双剣裁き (コスミック時代文庫)
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書下ろし長編時代小説
裏長屋に住む若侍・及川余一郎は、日々をのんべんだらりと過ごす生粋の遊び人。その男ぶりと剣の腕前から、仲間うちで『若さま』などと呼ばれてはいたが、その実態は、火消しの女頭領を母にもつ、ただのぐうたらな貧乏浪人である。だがそんな余一郎のことを、なにかと気にかける大物がいた。佐賀藩の名門の生まれ、北町奉行を務める、鍋島内匠頭である。それもそのはず、この余一郎こそが、若き日の内匠頭と火消しの巴が身分違いの恋の果てに成した、大身旗本家を継ぐべき本物の若さまだったのだ。おのれの出自を知った余一郎が、悩みながらも道を切り開いていく。まさに大団円の痛快活劇シリーズ、第三弾!
文庫 > 小説・エッセイ 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・は行
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