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はだか大名 (コスミック時代文庫)
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山手樹一郎傑作選
明石藩十万石の当主松平直之助は、小名木川の下屋敷に若隠居の身。時の将軍家斉の子息、斉信を押しつけられ家督を譲らざるをえなかったからだ。これも運命と受け入れていた直之助だが、愛妾菊乃の死をきっかけに出奔する。実は直之助はある固い決意を秘めていた。身分を捨て、はだか一貫の浪人浮世捨三郎として、お家の大事を救おうというのだ。一方、主君斉信が暗愚なのをいいことに藩政を思うままにしていた大内右源太は、直之助暗殺指令を出す。盗っ人稼業の油屋伝次、辰巳の売れっ子芸者小稲らの手を借りる直之助は、ついに敵の本丸斬り込みを敢行。果たして、正義の剣をふるうことができるのかー?国民的人気作家・山手樹一郎の評判作を刊行する傑作選、第五弾!
文庫 > 小説・エッセイ 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・やらわ行
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