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夏初月の雨 千野隆司(著) コスミック出版 - @Books

夏初月の雨 (コスミック時代文庫)

著者千野隆司
出版社コスミック出版
発売日2013年04月
サイズ文庫
価格691 円

へっつい河岸恩情番屋

能勢伝七郎は、江戸城内で奥と表御祐筆を務めた家禄二百五十石の小旗本。出仕していた城内においては人間関係に辟易し、屋敷内では家人から疎外されて身の置き所がなかった。惑う四十四歳である。一切を打ち捨てて、そろそろ隠居したいと思っていた折、町名主を務める幼馴染みから自身番の書役を探しているという話を聞いた伝七郎は、家督を倅・伝之助に譲り、侍身分を隠し、神道無念流小太刀懐剣の手練の腕を封印して、日本橋難波町の書役を務めることになる。市井でのんびり暮らせると思っていた伝七郎だったが、自身番には町の厄介事や様々な事件が次々に持ち込まれてきて…。恩情番屋で繰り広げられる人情捕り物帳。

文庫 > 小説・エッセイ
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・た行

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