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江戸っ子出世侍 姫さま下向(第4巻) (コスミック時代文庫)
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伝奏屋敷の諸大夫で、正六位下にして主馬の官名まで賜った峰近香四郎ー。五摂家の雄となる九条家の侍である。だがこの香四郎、つい先ごろまでは四男坊の冷飯くいだった。兄の死で家督を継ぐや、老中・阿部正弘や町奉行・遠山左衛門尉との出会いによって運命が急変し、大名にも劣らぬ駕籠で出仕する身分に上り詰めたのだった。ところが弘化となった今、国内の沿岸では異国船の出没が相次いでいた。このままでは外国の餌食にされてしまうー強い危機感を抱いた香四郎は、世の仕組みを立て直さんと、出世へのさらなる野望を秘める。国のため、民のため、菊の太刀を手にして立ち上がる江戸っ子侍!そして、そんな香四郎の目の前にふたたび老中が現れるのであった!!
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