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御広敷役 修理之亮 大奥ご免! (コスミック時代文庫)
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「向後は大奥から幕政を支えよ」-まさに青天の霹靂であった。将軍毒見役の桂修理之亮は、老中首座・阿部正弘に突如、こう告げられる。新たな御役は、大奥を警護する御広敷役ー。千二百石の大身旗本となる上、阿部の姓を名乗り、己の末弟にまでなって欲しいという。異例の大出世に戸惑いながらも、阿部修理之亮は、大奥に向かった。待っていたのは、御年寄・瀧山であった。大奥総取締である。そこで言い渡された職務は、奥向の女中と城外に出、大奥、そして公儀に仇なす者を共に探索し、成敗するというものだった。だが、徳川家のため意気揚々と立ち上がる修理之亮の眼前に、現将軍・家定が現れて…。大奥出入り自由の若侍が、特権を活かして暴れ回る、期待の新シリーズ!
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