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エル・シッドとレコンキスタ (オスプレイ・メンアットア-ムズ・シリ-ズ)
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キリスト教とイスラム教の相克
北アフリカを征服したウマイヤ朝イスラム軍は、次いでイベリア半島を侵略。711年に西ゴート王国を滅ぼし、半島の大部分を支配下に収めた。半島北部に残ったキリスト教勢力は微弱ながらも抵抗を続け、イスラム勢力の衰弱とともにやがて諸国家を形成してゆく。キリスト教徒による「レコンキスタ」(再征服)は、レオン、カスティリャ、アラゴン王国などにより11世紀から本格化し、1492年、半島南端のイスラム国家グラナダ王国が陥落。700年以上にわたった「レコンキスタ」はようやく完遂された。本書では中世スペイン、レコンキスタ期の両勢力を紹介する。しだいに攻勢に出るキリスト教諸国家、壊滅に瀕したイスラム勢力を援助し、半島になだれこんだアル・ムラービト、アル・ムワッヒド朝の軍隊など、当時の情勢とともに、相対する両者の組織や武装を理解することができるであろう。
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