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不妊と男性 (青弓社ライブラリー 35)
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不妊は、男性に原因がある症例も多数明らかになっている。だが、いまもって「子づくりは女性の課題」とする社会的な規範のために、不妊と男性をめぐる問題は表面化されないままである。妊娠から出産、育児までのあらゆる過程で男性がつねに/すでに関与しつづけているにもかかわらず、「子どもを産むのがいい嫁」という家父長制の残滓のために女性だけが責任を背負わされているのである。その現状を直視し、「生命倫理」「臨床」「インタビュー調査」の視角から男性不妊に焦点をあてて“問題”として浮かび上がらせる。さらに、「不妊の医学的定義の歴史」を探り、「男性学」の知見から男性不妊とアイデンティティの関連性を明らかにするなど、多様な視角から不妊と男性の関係を掘り下げて考察・検証する。
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