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柳田国男以後・民俗学の再生に向けて (柳田国男研究 8)
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アカデミズムと野の学の緊張
日本民俗学の創始者にして、近代日本の学問と思想の世界に屹立する巨人・柳田国男。歴史と生活文化万般にわたるその知の遺産は、後学にどう受け継がれたのか?戦後経済の発展とその後のグローバル化は、人・知・金の流動化によって地域社会を解体し、これまでの民俗学のフィールドを崩壊の瀬戸際に押しやってきた。この学的基盤の危機に対応する視点と方法を問われつつ、昭和から平成へと模索しつづけた柳田なきあとの民俗学。その現在を戦後の学史に照らして検証し、アカデミズムと野の学の緊張を通して未来を切り拓く課題を探る。
人文・思想・社会 > 民俗 > 風俗・習慣
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