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ぼくの帰る場所 (鈴木出版の児童文学)
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ぼくがほかの11歳の男子とちがうのは、走るのが速いってことはべつにして、両親に学習障害があるという点だ。でもそれはたいしたことじゃない。ほんとうに。べつにぼくが両親の面倒を見ているわけじゃない。たがいに助け合って暮らしているだけだから。おじいちゃんはやっぱりわが家の中心だったんだって、つくづく思う。それまでおじいちゃんが占めていた空間に大きな穴がぽっかりあいたようだった。それでぼくは決意した。その穴をぼくが埋めて、おじいちゃんのように、どんな問題が起きても自分で解決しようって。
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