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震災と借地借家 小柳春一郎(著) 成文堂 - @Books

震災と借地借家

著者小柳春一郎
出版社成文堂
発売日2003年02月10日頃
サイズ単行本
価格7,700 円

都市災害における賃借人の地位

本書は、近代日本において都市災害における賃借人がどのような位置づけを与えられてきたかを明らかにするため、この問題の原点である関東大震災後とそこでの旧臨時処理法の成立から検討を始めた。とりわけ、災害前の権利の復興の重要性を指摘した末弘厳太郎の見解を検討し、当時の国策諮問機関であった帝国経済会議において末弘が主導して旧臨時処理法の要綱を策定し、そこで優先借家権が生まれたことを明らかにした。罹災法そのものについては、当時の司法省による議会質疑応答資料を元にその立法趣旨を明らかにした。

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